英語がペラペラになるには何年かかるのか?
こんにちは。英会話コーチのニックです。
長年、英会話の講師をしていると「英語がペラペラになるには何年かかるのか?」「一年で英語はペラペラになりますか?」という質問を多くききます。英語がペラペラに話せるようになるには、長い時間を必要とします。だけど英語がペラペラになるために優先すると良い2つの勉強ならあります!
ぜひ、あなたの独学勉強法に取り入れてみてください。
英語がペラペラになるには何年かかるのか?
英語がペラペラな状態というのは、あまりに抽象的で、人それぞれの概念です。
ここでは、意思疎通が不自由なくできるレベルということでお話ししていきますね。
先ほども書いたように英語がペラペラになるには、長い時間がかかります。
それなのに多くの人は早くラクして話せるようになりたいと願う。「30日間でペラペラになる」とか「聞き流すだけでペラペラになる」という神話のような高額な英語教材を信じて買ってしまう人が後を絶ちません。
30日間で英語がペラペラになるのは無理です!
でも、30日間の独学で英語がペラペラに話せるようになったという印象を与えることができる、優先すべき2つの独学勉強法ならあります!
はっきり言って、これは邪道です。短い期間で英語がペラペラになりたいことにこだわるあなたに、仕方なく教えるのです。
ぜひ、あなたの独学勉強法に取り入れてみてください。
独学でも英語がペラペラになるために優先する2つの勉強
その1:音を指揮せよ!
ここで言う「音」とは、発音のことです。
英語の発音がいいと、話している内容が中学生レベルでも、すごく英語がペラペラな印象を与えることができます。
あなたも一度は芸能人が英語を話している動画を観たことがあると思います。俳優さんは職業柄、セリフを覚えるのが得意で、人前で話すことにも慣れています。
ミュージシャンなどは、音感が良いのか、発音も上手な人が多いです。
それで「わあ〜この人英語がペラペラなんだ」という印象を受けます。
でも実際は前もって誰かに用意された英文を言っているだけで、他のことは何も言えなかったり、自分の言葉で言っている人も内容的には小学生レベルなことを言っているだけのことがあります。
これは決して悪いことではありませんし、否定しているわけでもありません。
彼らのしているように、フレーズを覚えネイティブの発音を真似して声に出すことは、実は英語がペラペラになる近道で、英語が話せるようになるおすすめの独学勉強法でもあります。特に英会話を始めたばかりの人にはとても有効な勉強法です。
発音のここに注目!
発音については、単語と単語がひっつく場所に発音しない語尾など、リエゾンに特に注意して発音するだけでも、ネイティブに与える「ペラペラ感」がずいぶん違います。
その他、どのように強弱をつけているか、イントネーションなども、そのままネイティブスピーカーの真似をすることをおすすめします。
英語教材選びの注意点
ネイティブの発音を真似したいので、教材はもちろんネイティブスピーカーが発音しているものがよいのです。
ところが日本で手に入る教材の中には、ネイティブが発音していても、学習者がわかりやすいようにすごくゆっくり、強弱をあまりつけないで読まれている音声教材が多く売られています。
それらはすごく不自然で、ロボットが話しているような感じに聞こえます。
したがって、音声教材は映画やドラマなど、なるべく自然なものを聞き、そのまま真似するようにしてください。
オーケストラの指揮者のように音を思うように出せるようになった頃には、本当に英語がペラペラになっているでしょう。
独学でも英語がペラペラになるために優先する2つの勉強
その2:時を制せ!
日常英語を話せるようになるには、中学〜高1レベルの文法を最低限マスターしていなければなりません。
文法と言っても難しいことを勉強する必要は全くありません。
いつのことを話しているのか意識しよう!
英会話の初心者が特に気をつけたいのが「時制」です。
時制を間違えずに言えるようにすることは、基本すぎて忘れがちですが、とても重要なポイントです。
時制の勉強を机の前でノートに向かってしている時は問題なくできても、話すとなると現在形と過去形を意外によく間違えるのです。焦っていると特に間違えやすいですよね。
✗”I go to school yesterday.”
✗”I eat already.”
上の2つの例文を読んで、違和感を感じるようであれば合格です。
間違えていても、いつのことを話しているのか、ネイティブは察してくれます。しかし、このような英語を聞くと、英語がペラペラどころか、教養のない印象も与えてしまいます。
現在、過去、未来を正確に言えるようになると、英語が話せると思われるだけでなく、信用もしてくれるようになります。
完了形が大きな分かれ道!
さらにもう少しがんばって、完了形を使いこなせるようになると、一気にペラペラ感が上昇します。
現在・過去・未来の基本時制だけの英会話を平面だとすると、完了形を交えた英会話は立体的。英語に奥行きが出ると言うとわかりやすいでしょうか。
その為、完了形を含めた会話ができると、英会話の上級者、英語が上手という印象を与えることができます。
時制を制すれば、英会話の50%を制したと言っても過言ではありません。
完了形は意外と簡単?!
ところが完了形が苦手な人は多いですね。
日本語の文法書を読んでもよく理解できない場合は、一度だまされたと思って英語で書かれた初級者用の文法書を読んでみてください。
日本語は非常に回りくどい言い方をする言語で、長々と文章を読んでも結局何が言いたいのかわからないことが多くありませんか?
例えば「あなたは英語がペラペラに話せると言えなくもない」って、「あなたは英語がペラペラに話せる」のか「あなたは英語がペラペラに話せない」のか、その両方なのか、外人の僕にはちんぷんかんぷん。
その点英語は、結論から先に述べる言語ですから簡潔です。
先の例でいうと「あなたは英語がペラペラに話せます」以上。
そして、実用的な例文が載っているので、それらを参考にして実際に使ってみれば、完了形を使う感覚がつかめて、さらに理解が深まります。
完了形に限らず、英語文法は日本語で説明を読むよりも英語の方がわかりやすいと感じる生徒さんが多くいます。
あなたが思っているほど難しくないと思いますので、早くペラペラになりたいなら挑戦してみてください。
以上の2つが独学でも英語がペラペラになるために優先する2つの勉強です。これは英語がペラペラに話せると思われるようにするための、ある意味トリックです。あなたが真の「英語がペラペラに話せる」レベルを求めるなら、他にも色々学ぶことはあり、時間もかかります。
英語がペラペラになるには何年かかるのか?の答え
英語学習には、それぞれのレベルで様々な悩みが出てきます。
英語を始めたばかりの人が中級レベルに達した時点で、もっと上のレベルを目指すように、求める「英語がペラペラ」のレベルも上がっていくでしょう。
母国語である日本語でも、未だに知らない言葉や漢字があるように、外国語の学習にも終わりはありません。
地道に勉強することを前提として、今回ご紹介した独学勉強方法を優先的に実践していただくと、英語がペラペラになるまでの期間が少しは短くなるかもしれません。
長年、日本で英語を教えてきて、日本人の間違えやすいポイントや苦手なところを熟知している僕、ニックがお送りする、ほぼ英語のポッドキャスト。必ずスピーキング練習をしてもらうよ。サンドイッチ英会話ポッドキャスト